鍵のない図書館

好きな食べ物はバナナのパウンドケーキ

僕、パンク・ロックを聴いた

 スーパーで花火を買った後、汗を拭いながら駐車場へ歩く時だった。

 

「僕、パンク・ロックが好きだ」

「中途ハンパな気持ちじゃなくて」

「本当に心から好きなんだ」

 

喧騒をぶち壊して爆音が響く、車から響いているようだが姿は見えなかった。

あの一瞬が、その声が、この歌詞が今でも頭に離れない、だから文書に残すこととする。

とてもシンプルに纏まっている、言いたいことは伝わる。

 

自分の好きなことはなんだろう、それを大声で叫べるだろうか。

好きなことを好きといい、それをやれているだろうか。

あなたの好きなことはなんだろう、それを教えてくれるだろうか。

 

僕たちは常になにかに追われている、なのに時間がない。

生きて行くために必要なことを、しなければならない。

もうすぐ夏が終わる。

 

中途ハンパな気持ちじゃなくて.....。