鍵のない図書館

好きな食べ物はバナナのパウンドケーキ

寝る前に羊を数えるというよりは、変態を数えることについて。

 ・世の変態について

 一言に「変態」とまとめてしまっても、数ある変態がいる。自覚のない変態、変態的な変態、本物の変態。これらを総じて変態と言うなれば、世の中は既に変態で溢れ返っている。国家は停滞し、警察は腐敗し、常識は崩壊する。もしもこの国に、変態しかいなくなったら、日本はどうなるだろう。右と左が逆になり、日本語に謎の言語が入り込み、逆立ちで歩いている人が出てくるかも知れない。そういう世の中にならないためにも、ルールがある。ルールを守らなければ、変態だらけとなるであろう。

 

 君は昨今、現代をどう見ているか、なにを見て、なにを見ていないか。「見方」を変えることは簡単である。子供は特にそういうことが得意な気がする、足を広げ、そこから顔を覗かせるだけで、世界はひっくり返るのである。ひっくり返った後の世界を、想像して欲しい。そこに君の居場所はあるか、愛する人は存在しているか。

  世の中は今、とても忙しく動いているが、文字通り「世界がひっくり返る」ことは起こらない。起こらないが、「もしも」の時に備えて世界を予測し、構想している人達がいる。この世界は僕のものでもなければ、賢しい人のものでもない。たった一つの真実と、描いた夢で現実が構築されている。

 

夢が現実に少しずつなろうとしている。君の世界は君にしか分からないし、変えられない。