鍵のない図書館

好きな食べ物はバナナのパウンドケーキ

缶珈琲「BOSS」のような文章

世の中には様々な仕事がある、ここには書き切れないほど多く。 諸君、今日もお仕事お疲れ様である。 「褒める」ということが、なくなりつつあると思っている。 私たちは一体、何故ここまでして、必死に働いているのだろうな。 誰のために、誰かのために、な…

ネタを転がして叩きつけて投げ飛ばして

・結果、なにもない。 なにもないのである、筆者の頭の中の僅かすぎる空想力が刹那に消えた。 始めから分かっていたことではあるが、本日はネタがない。料理する食材もない、筆者の頭は空である。ネタを投げ飛ばした挙げ句、自分では手が届きそうもない所に…

白紙に描く、自由の色

ただそこにあるべきものがあり、ただそこに白紙の空間がある。 なにもない、0からなにかを始め、生み出すことはとても難しいと思う。 0から1を生み出す人もいれば、5を生み出し、10を生み出すことができる人もいる。 私たちは白紙から、空白に描く、そこに生…

階段

緩く眼が覚める、置き時計を見るとa.m.2:00を少し過ぎる所だった。 その日の夜はやけに生暖かい、額にじんわりと汗をかいていたのが分かる。 暑さに沈む寝室、そよがないカーテン、冷えたお茶を飲もうとリビングへ下りる。 .....階段を下りる、下りる、下り…

夏の人

5時の鐘が鳴ったのを聴いて空を見上げたら、赤く染まっていた。 今日は一日ずっと遊んでいた、「またね」といって帰る友達。 明日が来ることに、明日が晴れることに、なにも疑いがない。 家に帰ったら、土が付いた手を洗って、ご飯ができている。 「ただい…

山道

・これは夜更けに、ある山道を通っていた時のことである。 季節は初夏、夜を涼しいと感じるようになった頃。その日は一日車を走らせていたのだが、やけに動物の骸が多かったように思う。見る度に、胃の底に重い鉛があるような気分になる。 しばらく峠を走ら…

雨宿りの秘密基地

・さて、季節は梅雨になりました。 雨が降る空の下には、いつも秘密基地がある。 誰かが雨の下で、こっそりと雨を楽しんでいる。 子供の頃、傘を持ち出して、皆で作った秘密基地。 僕たちは大人になっても、雨が好きでいたい。 雨の音は落ち着くけれど、独り…

Xの交差点

「すべての道は繋がっている」たまに思い出す一文である。 交差点を歩く人、その一人一人に道がある。決めた道、決められた道。別れた道、隔たれた道。みなそれぞれの道を歩き、躓いたり転んだりしている。私は思う、今そこを歩く君は、自分の選んだ道に頷け…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか。(終章)

※ 「君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、沈黙の月(三章)」の続きになります。 僕たちはお互いの背後からゆっくりと顔を覗かせる朝日を見ていた、海面は穏やかで、風はほとんど吹いていない。広すぎる海のどこかに、僕たち二人ぽつんと漂っている。すると…

大革命

心を此処に置いて行け、ぼくがその心を海へ持って行く。 海の底へ優しく引き込む、まるで誰かの手を取るように。 ゆわりと砂が踊る、地に着いたら塩の匂いが香るだろう。 すぅっと喉を水が通るように、心が海へ落ちて行く。 ぷくっと金魚が泡を吹くように、…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、沈黙の月(三章)

・※ 「君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、或いは未確認飛行物体(3)」の続きになります。 「君はどうする」駅員はリンドバーグを見つめる。静寂の月に、鼓動が響く。リンドバーグは立ち尽くし、迷う。目の前で回る地球儀の記憶の中に、二人が寄り添って…

眠りの中で。

眠りの中、身体と精神が離れる時、僕はなにをしているのだろう。 夢を見ている、夢から覚める、また夢を見る。 現実とはどこに、どのようして、存在しているのか。 或いは今も、誰かの夢の中に、僕と君たちは存在しているのかも知れない。その夢を見ているの…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、沈黙の月(二章)

・※ 「君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、或いは未確認飛行物体(3)」の続きになります。 「君はどうする」駅員はリンドバーグを見つめる。静寂の月に、鼓動が響く。リンドバーグは立ち尽くし、迷う。目の前で回る地球儀の記憶の中に、二人が寄り添って…

虹の麓

虹、その存在を私は信じている。あなたは信じているの? あいつはたまにしか顔を見せない癖に、顔を見せる時はいつも空が晴れる。同じようにして、私の心の曇りの合間に、少し虹が見える。虹を見た時、その麓のことを考える。虹はどこから始まり、どこで終わ…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、沈黙の月

・※ 「君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、或いは未確認飛行物体(3)」の続きになります。 「君はどうする」駅員はリンドバーグを見つめる。静寂の月に、鼓動が響く。リンドバーグは立ち尽くし、迷う。目の前で回る地球儀の記憶の中に、二人が寄り添って…

空に溶け込むと。

空を見上げると、私は自分が溶けて行くのが分かる。そのままにしておくと、私はふっと消える。痕跡を隠すようにして、そこには風が吹く。何事も起きていない、そう言いながら世界は回る。そういう人がこの世界には、何人いるだろう。同じ空を見て、同じ気持…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、或いは未確認飛行物体(3)

・昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を守る術を知らな…

待ち人たち。

・即ち待ち惚け 私は待ち人が好き、なんだってそう。何かを、誰かを待っている人、私もそう。電車を待つ人、タクシーを待つ人、ヒッチハイクをする人。凄く良いと思う、待てばいいと思う。私は流れに身を任せるだけ、そういう生き方もいい。 ただ待つ、その…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、或いは未確認飛行物体(2)

・昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を守る術を知らな…

幻のラムネ。

夜の匂い、滲む額の汗、小川のせせらぎ 人混みの喧騒、若者の話し声、屋台の白煙 ここは夜祭り。 屋台のどこかに、幻のラムネが売られている、それは飴色。 月のビー玉が入っており、味は蜂蜜に近いが、ねっとりしておらず。 乾いた喉をすっと優しく、潤して…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、或いは未確認飛行物体。

・昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を守る術を知らな…

扉の向こうには、何人の僕がいるのか。

・君は誰か。 君は「何者」か、はっきり言えるだろうか。そういう映画があったのを思い出すし、きっと似たような小説も、世に山という程出回っているんだろう。君は自分が誰なのか、何者なのか考えることはあるか。おおかた、こんなことは考えなくていい。し…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、それと王者の咆哮。(3)

・昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を守る術を知らな…

鬼滅の刃と全集中の呼吸の、エナジードリンク。

・全集中の呼吸とはエナジードリンクのこと。 昨今、社会現象を巻き起こしている「鬼滅の刃」、なにやらこの度、最終回を迎えたらしい。最終回を迎えた時期に、筆者はこれにハマった。アニメーションから入り、まだ全話見切れていない新参者である。 「全集…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、それと王者の咆哮。(2)

・昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を守る術を知らな…

それは現実的で曖昧的で、どこか天狗のお面。

・今日は違うことを作ります。「実態が消えて、戻る。」 実物の天狗を見たことはないけど、僕の寝室にはいつも天狗がいる。本物かどうかは知らないし、どうでもいい。空間に浮かぶんだ、勝手に浮かんでおきながら、彼等は困った顔をする。怒っているのかも知…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、それと王者の咆哮。

・昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を守る術を知らな…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、それと世界の設計図。(3)

・起きている時 昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、それと世界の設計図。(2)

・起きている時 昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を…

君は朝日の寝息を聞いたことはあるか、それと世界の設計図。

・起きている時 昨日の夜、君はソファーで泣いていた。僕も君も、一人だった。 彼はその後、君を抱きしめたのかは、今となっては誰も知らない。彼の心に住み着く夢、夢が現実になるのかは誰にも決められない。夜はこれから始まるというのに、彼も君も、身を…